MONOろ〜ぐ

〜音の記憶と記録を思いつくまま•••

グロッケン

小学生の頃にピアノを習っていたお陰で、音感•リズム感はしっかりと身に付いた(と自分では思っている)。

※5回、6回とやった発表会のお陰でステージ度胸もね。

 

レッスンに通ってる頃は嫌で仕方なかったんだけど(笑)。

 

6年生になって間もない5月の音楽の授業で「鯉のぼり」の合唱をやった。

※『やねよ〜り•••』ではなく『い〜ら〜か〜の•••』の方

 

音楽の先生のピアノの伴奏で唄うのだが、かなり上手な先生で伴奏もカッコ良かった。

 

その伴奏を再現したい衝動に駆られ、その日の放課後仲の良かったクラスメイトでやはり音楽得意なS君と、音楽室にあったグロッケンを使ってピアノの連弾のように右手パートと左手パートに分かれて即興で弾いてみた。

 

片手パートずつなので2人にとってさほど難しい事ではなく、間違えもぜず一発でバッチリ。

 

2人でいたく感動していると音を聞きつけてやって来た音楽のT先生にもすごく褒められて嬉しかったなぁ。

 

翌日の音楽の授業ではまず2人が前に呼ばれ、クラス全員の前で演奏し喝采を浴びた記憶が鮮明に残っている。

 

結局その年の夏休みに引っ越す事が決まり、その小学校を卒業する事はなかったのだが、最後の終業式の日、引っ越すことを知らない元担任とT先生にだけは忘れずに挨拶をしに行った。

 

T先生、お元気でいるだろうか•••